低い声が聞こえて、視線をゆっくりと下に向ける。 「……?」 そこにいたのは、男の子。 ……カッコいい。 今までに見たことのないイケメン君だ。 やっぱりこの世界にはカッコいい人っているんだなぁ。 なんて、のんきに思ってるあたし。 てか、あたしを見てるけど…どうして? 「そんなとこいたら危ねーぞ。」 「えっ…」 本当にビックリした。 どうやら、あたしに話しかけているみたい。 …こんな状況、初めてなんだけど。