「で、誰から聞いた」 爽麻の質問に、あたしは焦った。 圭君、あたしって言わないで…。 言ったら、あたしがどうなるか…。 「うーん?風の便りってヤツ?」 「はぁ?」 「まぁまぁ、気にすんなって!腹減った!」 「お前な……」 爽麻は、本当に呆れた顔してた。 でも、圭君は変わらずニコニコ。 今まで、よく付き合ってこれたな…。 なんて、感心してしまった。