「爽麻の…せいじゃ、ないよ」 「そうなの?」 心配そうにあたしを見る圭君に、強く頷いた。 「分かった。もう大丈夫なの?」 「うん!!」 圭君、心配してくれてありがとう。 「安心安心!」 そう言って、圭君はソファに座った。 優しい人が周りにいるあたしって、ほんとに幸せ者だな…。 ずっと、ずっとずっと、なくしたくないよ――。 この大切な2人から、離れたくない。 どうか…神様。 あたしの願いを叶えて下さい。