―――――。 それから時間は何事もなく流れた。 最近、生活するのに慣れてきた。 爽麻は、毎日ちゃんと学校に行くようになった。 とはいえ、遅刻してるけど…。 でも、何より大事なのは“学校に行く”ってことだと思うから。 今、爽麻は頑張ってるって、そう分かってるから。 だから、あたしは、それでいいと思うんだ。 爽麻に、毎日“いってらっしゃい”って言えるのが嬉しい。 そんな小さなことで、幸せだと感じるようになった。