「散歩してる時…真っ暗だったでしょ?それで、思い出したんだ」 どうして2人は、そんなに険しい顔してるの…? 「あたし、きっと誰かに殺されたんだと思う。」 「!!」 その発言に、圭君は本当に驚いて目を丸くしてる。 爽麻は特に驚いた様子じゃない。 …もしかして、気付いてたとか言うのかな? 爽麻だったら、その可能性はある。 「…だから、殺さないで、って言ったの?」 「……そうだと思う」 あたしはきっと、あの紐で首を縛られた。 それで……―――。