「シオリちゃんなら、俺も許せるわ」 意味不明な圭君の言葉に、首を傾げるしか出来ない。 しかも説明してくれないし。 一体何のことを言ってるの…? 「あー、そういえば」 「?」 「爽麻に何か言った?」 …突然なんですか。 圭君、あたしはあなたが分からない。 「…何かって?」 「ん~、学校のことについて…かな?」 「え、言いました。いいな、って…」 そう言うと、さっきまで笑ってた圭君の顔が険しくなった。