それから何時間か歩いて…。 太陽は、もう沈みかけていた。 自然と歩くスピードも速くなる。 この道で間違ってないはずなのに…。 まだ、爽麻の高校は見えない。 高校の近くまで着いたら、家までの道も分かるんだけど…。 学校、もう終わったのかな? 爽麻に心配はかけたくない。 …急がなきゃ。