あなたへの愛を想いながら・・・ 〜第一章〜

「bikkeさんって、何歳なんですか?」


「・・・・・」


空がbikkeさんに年を聞いた。


「ばっ・・・」


すると、ネコさんが焦った様子で
何かを言いかけた。


途端になんだか空気が重くなって来て、
店が暗くなってきた。


「あれっ!?」


「今・・・なんて・・・?」


「えっ!!」


「今・・・なんて・・・?」


bikkeさんの束ねた髪がほどけ、
バサッと垂れた髪の隙間から
ギョロっと左目が空を捉えた。