あなたへの愛を想いながら・・・ 〜第一章〜

「痛っ・・・」


川上の顔は痛みで歪んでいく。


「おまえごときが
簡単に触ってええ顔ちゃうねんぞ?」


「ぐわぁぁぁ・・・」


川上は痛みのあまりその場に跪いた。


「おい、わかっとんか?」


「ううっ・・・」


「わかっとんかい!!」


「は、はい・・・(苦)」


「ふんっ。」


奈乃葉はパッと左手を離した。