あなたへの愛を想いながら・・・ 〜第一章〜

その頃、奈乃葉は・・・


「私は一番♪ 日本で一番♪
世界で一番♪ ルンルン♪」


歌を歌い上機嫌で階段を上っていると。


「ちょっと待て!!」


「んんっ!?」


奈乃葉が振り向くと川上が立っていた。



「川上先輩・・・?」


「随分浮かれてるなぁ~。」


「えっ!?」


川上はゆっくりと近付き
顔を近づけ奈乃葉を睨みつけた。