あなたへの愛を想いながら・・・ 〜第一章〜

「紀藤さん・・・です・・・」


「やっぱり・・・
まだあのこと妬んでるのか。
川上は?」


「雅美はもうなんとも言ってません。
佳歩さんに申し訳ないと思ってるし、
佳歩さんに逆らうことはしない。

けど、紀藤さんに脅されて
仕方なく・・・
今頃雅美は奈乃葉のところに・・・」


「奈乃葉!?」


ソフィアは身を乗り出した。


「奈乃葉のところに行ったの?」


佳歩がもう一度聞くと、
コクリと頷いた。