あなたへの愛を想いながら・・・ 〜第一章〜

「もう、あんなことは
起こしちゃいけない・・・」


「・・・・・」


二年生は全員が俯いたままだった。



「それはあんた達が
よくわかってるでしょ?

今回も命令されたんでしょ? 誰?」


「・・・・・」


「紀藤? 川上?」


「・・・・・」


「言って。」


佳歩はやさしく問いかける。