あなたへの愛を想いながら・・・ 〜第一章〜

「あんた達じゃソフィアには敵わない。
止めときな。」


佳歩は女達を制した。


「で、でも・・・」


「また同じこと繰り返したいの?」


「・・・・・」



同じこと・・・


そう、この争いは前にもあった。


あれはミス桜高が終わった後のこと・・・

ここ二年間、優勝していた
三年生の紀藤加世。
そして去年準優勝の川上雅美が
一年生にその座を
奪い取られたことから始まった・・・