あなたへの愛を想いながら・・・ 〜第一章〜

「私のせいだ・・・
私の・・・」


私があの場で逃げ出さなければ・・・

私があいつらの言うことを聞いていれば・・・


私は慎の病室の前で泣き崩れた。



「ソフィア、あなたのせいじゃない。」


「そうだソフィア。
あそこで慎が何もしなかったら、
あいつはきっと後悔していた。」


心樺と月人は私を
そう言って慰めてくれた。



でも、私の中で罪悪感は消えない・・・