あなたへの愛を想いながら・・・ 〜第一章〜

「うっ・・・」


男は震えながら後ずさる。


「ぶって殺す・・・」


マサの怒りはまだ収まらない。



すると、蓑田がマサに叫んだ。


「マサぁー!! 見えるかぁ?」



マサが声の方へ視線を移すと、
7メートルくらいあるだろうか?
高台から蓑田が見下ろしていた。


「大人しくせんと、
こいつをここから落とすぞ。」


蓑田は空の手を縛り、
高台から落とそうとしていた。