あなたへの愛を想いながら・・・ 〜第一章〜

「こらっ!! 何してるの!!」


偶然通りかかったみとさ先生が
慌てて走ってきた。



「ちっ。」


紀藤と風間はその場から逃げた。



「ちょっと姫影さん、
何をやってたの?」


「いえ、何でもありません。」


「何でありませんって、
この子怪我してるじゃない!!」


「あっ、私は転んだんです。」


「嘘つきなさい!!
この傷が転んで出来るわけないでしょ!!
バカにしてるの?」