あなたへの愛を想いながら・・・ 〜第一章〜

「生徒会は生徒を守るためにある。
おまえみたいな奴からな紀藤。」


そう、志穂を蹴っていた女は紀藤だった。
紀藤は留年していた。


「ほざけっ!!」


紀藤は心樺に殴りかかった。


ガシッ!!


心樺は紀藤のパンチを拳で受け止めた。


「なっ!!」


「よくも志穂を・・・」


グググッ・・・


心樺の手に力が入る。