あなたへの愛を想いながら・・・ 〜第一章〜

「志穂、なんであんたが
ここにおるんや?」


心樺はそう言って志穂を抱き起こした。


「それは・・・」


「おい!! おまえ
何しとんねん!!
私はまだそいつに用があるんや!!」


女は心樺に食って掛かった。


「あんたが志穂を?」


心樺はキッと女を睨んだ。



「だったらどうやねん?」


「許さん・・・」


「はっ!? 生徒会の良い子ちゃんが
ケンカなんかしたらまずいんちゃうんか?」


ニヤリと笑う女。