あなたへの愛を想いながら・・・ 〜第一章〜

「志穂は小柄やけど、
負けん気強くてなぁ、
ケンカも強いねん。」


「そうなん?」


「いえ、そんなことないです。
いつもソフィアさんの
後を付いてただけですから。」


ニコニコ話す志穂は
笑顔がめっちゃかわいい女の子。

とてもケンカするようには
見えなかった。



「そや志穂ちゃん、朝の奴知ってるんか?」


空が風間のことを聞いた。



「風間のことですか? 
はい、中学ではけっこう有名でした。
いろんな中学でケンカしたとか・・・
負けたってことは聞いたこと無いです。」