駅から学校までの道を、 佐柚はゆっくり歩いていた。 いつか大地と走った道。 もう、3人並んでは歩かないと決めた道。 紺のブレザーには、金髪がとても栄えた。 「またアリスですか?」 突然、うしろから声がした。