______ 試合前のロッカールーム。 宮高イレブンに緊張が走っていた。 ♪~ 「おい功、お前んじゃね?携帯」 龍希が、黒い携帯を指差して言った。 「あ、すいません」 龍希がVサインをつくって見せたので、 功は通話ボタンを押した。 「もしもし」 《佐藤くん!?あのね、お姉ちゃんが…》