16歳〜大好きな弟〜


「春ちゃんおめでとうね〜!
お母さんには、報告した?」


「うん!した!
今日は、お父さんの帰りが遅いで、明日シンちゃんも呼んでお祝いしようって♪」


「そっかそっか。喜んどったでしょ?」


「うん!うるさかった(笑)」


「ちょっと待ってて!」



春ちゃんをリビングに残して、自分の部屋に行った




(封筒…封筒……これでいっか)



薄いピンク色の封筒に、三万円と一万円を入れた