シンの電話を切ってから、二時間ぐらい経った時、お母さんから電話があった



「もしもし、もう大変やった」


「取り敢えず、何があったの?」


「春ちゃんが、切迫流産で運ばれたのよ
それで、春ちゃんのお兄さん居るでしょ?
お兄さんが、怒っちゃって今すぐ来いって呼ばれたって言うから、行って来たの」


「そりゃあ自分の妹が、いくらシンが相手も妊娠した!なんて分かったら、怒るでしょ!」


「そうなんだけどね、シンの子供じゃないかもって…」


「は?」


「春ちゃん、真二以外の人ともそういう関係になったって、真二に話したみたいよ」






さっき、頭ごなしに叱ったのを後悔した