どうして貴方じゃないの?
そう何度も考えました。
けれど、何度考えても
何度泣いても同じでした。
貴方はもうここには居ない。
貴方とはもうメールできない。
貴方とはもう電話できない。
貴方とはもう会えないんだ。
そう理解するのに私はそうとう
長い時間を費やしました。
何日も何日も私は
蝉の抜け殻のような生活をしました
世界が灰色一色の世界。
毎晩、貴方からのメールを
読んではなみだしました。
貴方との思い出が頭の中を
駆け巡り、とても辛かった。
「夏には大阪行ってやる」
そう言ったのあんたじゃん
約束どうすんのよ!
いっぱい楽しいことしようって
言ってくれたじゃん!
どうして居なくなっちゃたの!?
答えなんて返ってこないのに
貴方の声が聞こえるような気がして
貴方が大好きだった青空に
何度も空に向かって大きな声で
問いかけた。
聞こえてましたか?
私の声は。
届いてましたか?
私の気持ちは。


