執事と共にホワイトデーを。

「探し物……」


この言葉も引っかかった。

今、恵理夜が探しているのはそれしかない。


「春樹……」


恵理夜は、汗をかいた手を握り締めた。


「森・林・樽で出来た番小屋に……ヒントは、靴を囲むもの?」


意味不明の文章を改めて口にする。