鬼の名の下

『んじゃ、有難く』


頭を下げながら、有難く受け取った。



『あ、そう言えば・・』


僕着物着れないや。


「どうした?」


原田が首をかしげながら問うてきた。


『いや、着物が着れない事に気が付いた。』


「はぁ?お前、着物着れないって・・」


『これも、僕が着たわけじゃないから』



白羅が出してくれたやつだしなぁ・・


明、着付けしてくれるかなぁ・・?


「なんだったら、教えてやるぞ?」


人の良い笑顔で申し出てくれたのは永倉。


『いや、遠慮します』


これでも一応僕も女だ。

男に着替えを手伝ってもらうと言うのは、どうにも抵抗がある。