この時代で、いやもっと前でも良かった・・・。



鬼の血が絶えていれば・・・。



何もなかったんだ・・・。



「ここには、私が居るから・・」




『だから・・?』




「だから・・お願い・・消えない、で・・・」



ギュッ



弱々しくだが、確かに僕を抱きしめた明。



『死は、願い・・』


「なら、私と生きて、私と死んで・・」