鬼の名の下

ふむ・・・。



あれだな。うん。



・・・。血が足りない。



グ~ラグゥ~ラ


足元が覚束無いのはきっと気のせいに違いない。




そうだ。そうだとも。



この男が僕に近づこうとしているのもきっと気のせいだ。


『おい、何故近づく』


「え、気のせいじゃないですか?それより、何で後ろに下がっているんですか?」


『それこそ気のせいじゃないか?』



・・。何々だこの男は。