頭がフワフワしていて、変な感じ・・。



「うにゃ~いててっ」



しかし、物凄い近くでそんな声が聞こえたものだから、眼を開けた。




「はにゃ!しまった!!焦って移動してしまったにゃ!」



よくよく見れば、僕はどこかの地面に寝転んでおり、僕のお腹辺りで猫が騒いでいる。




『猫君。取りあえず下りようか?』


そういえば、猫はまたはにゃっ!と言いながら、物凄いスピードで僕の上からどいた。



「にゃにゃにゃ・・にゃんで、お前がここに・・?!」



『猫君、君道路飛び出したんだよ』



少し痛む頭を抑えながら起き上がり、猫君に言った。