鬼の名の下

『で、僕の質問に答えてくれないの?』



「仲間だよ?そんなの決まっているでしょ」



答えたのは、土方ではなく沖田だった。



「無論その通り。彼女は我が新撰組の仲間だ」



そう言い切ったのはここに来て初めて喋った、多分近藤さんだ。




『そうか・・。仲間、か』



仲間かぁ・・。そっかそっか・・。



『じゃぁ、行灯を消して』



「「「・・は?」」」



僕が言った言葉に、今度は土方だけでなくそこに居た4人が全員阿呆な声を出した。


『早く』


声を潜めながら、静かに言い放つ。


それに、かなり慎重に僕の様子を伺いながら行灯を消した。


そうすると、部屋に入ってくる明かりは月明かりだけになった。