鬼の名の下

白羅が近くにあった木箱の上に乗ったので、その木箱の上に財布を置く。



「んじゃ、俺の力その2」


白羅がそういったと同時に、ボンッと音がした。



「時代に合わせた変化」


白羅の言う通り、確かに財布の中身は幕末の貨幣に変化していた。



「夜歌。お前普段どれだけ金持ち歩いてんだ?」


『まぁ、結構?』


何かあったら困るし・・。


てゆうか、こっちの貨幣に変わった所為で財布に入らなくなった。



『どうしようか?』



「ま、その辺も任せろって。ついでに夜歌も着替えないとだし。んじゃ、行くぞー」



行くぞーとかいいながら、行くぞのいの部分で既にボワンッと音がした。