鬼の名の下

「あ、ごめんね。血で汚れた」






ボタボタボタッ





耐えることなく、腕から溢れ出す”血”





赤 銅 朱 紅




畳の上に黒い染みを作っていく




「お、まえ・・何、してん、だ・・」




永倉が、搾り出したかのように掠れた声で聞いた






「・・正気、か?」





斉藤が、訝しむように僕を見た