翔はほっといて、俺は教室を出た。 1組の教室は運悪く階が違う。 一段飛ばしで階段を上がると、奈央の姿が見えた。 日向なんかどーでもいい。 奈央のところに行こうとしたときだった。 『桐山くんっ』 後ろから声をかけられた。 誰だー? 後ろを見てみると、同じクラスの泉ちゃんが立っていた。 あ、ちなみに泉は苗字だから! 翔が泉ちゃんって呼んでるから、俺も泉ちゃんになったって呼ぶようになった。 名前で呼ぶのは奈央だけだ。 んなの、あたりめーだろ。