「はいはい。ストップねー。」 体育館のドアに寄りかかってにやにやしながら言ってきたのは、真貴ちゃんだった。 「真貴ちゃん?!」 「あいつ、いいとこで・・・・」 「体育館で、私のさくらを襲うな。」 真貴ちゃんは、仁王立ちで言ってきた。 「うっせ、さくらは俺んのだよ」 結城は、私を後ろから抱き締めた。 「ちょっと!!結城!!」 「まあ、お熱いこと」 真貴ちゃんがひやかしてきた。 もう、私の顔は真っ赤だった。 「・・・・・そんじゃ、またあとでね」 「・・・ありがと。」