ガラスの恋

「ごめんっ鈴香!!」

「さすが6組
騒がしいね(笑)」


廊下で待っていた
鈴香と一緒に
学校を出る。


「じゃあ
準備できたら
メールしてね」

「ほーい☆」


一度家に帰って
いらない教科書を
置いてから
トークに行く。


明日から
中間試験が始まる。


と言っても
明日試験受けたら
3連休。


「3連休って
気抜けるよね~っ(笑)」

「既に気抜けてるけどね(笑)」



あたし達はいつも通り
トークで勉強して
しゃべっての
繰り返しだった。


「やばい…
地理全然わかんない…」


そして、
夜中になってから
焦り出す。

これがいつもの
パターンだった。


「テグ…と
イン…チョン…と」

朝方うとうと
眠りながら
必死にプリントを
覚える。


「結局ダメだった…」


徹夜のかいなく
あっけなく
1日目の試験が
終わってしまった。


「とりあえず
ご飯食べて~
モノレールで行こっ☆」

「よっしゃー♪」

「お腹すいたー」

3連休がある
というわけで
今日は、トークに行かず
優美と瀬戸口綾実と
遊びに行く。