「管野?」


ハッと名前を呼ばれて我にかえる。


「あっえっあり、ありがとう。」


「……。」


「でも、あの、私は吉高くんのことがす「待った。」


「え?」


私の口びるに人差し指を当てて私の言葉を遮った田中くん。


「返事はまだしないで?そうだな…ホワイトデー」


「へ?」