ドロップ




「何々~?真央とラブラブしちゃってんの~(笑)」



そう茶化すとムキになって反抗してくる。




「は?!ラブラブなんかしてねぇよ!」





若干顔赤いし。動揺してるし。



はは~ん・・・さては何かあったな?



でも真央は話したがりやだから、アタシに必ず報告してくるのに。


おかしいな~・・・





「歩こそ男とイチャイチャしてんじゃねぇの?」





これ以上詮索されるのを避けたのかアタシに話を振ってきた。



イチャイチャ、ねぇ・・・




「イチャイチャはしてないけど彼氏はいるよ。」




アタシがあっさり話すとよっし~は目が点になった。


・・?何その目は・・・




「ぇ?歩彼氏いんの?!知らなかったし!!」




そりゃぁ、ねぇ・・・




「言ってないんだから当たり前でしょ。」





だってわざわざ先生達に『アタシ彼氏出来ました!』なんて報告しねぇだろ!?




「まぁ、そうだけど・・・ね!彼氏優しい?どんな人?」






いきなりバンバン質問してきてアタシはそのペースについていけない。