「歩~こんな所で何やってんだよ?」
それからどのくらい時間が過ぎたのだろうか?
大地が目の前に立っていた。
「ぁ?休憩だよ休憩。それより彼女サンは?ほったらかしにするとまたキレるんじゃない?」
大地の顔が少し歪んだ。
「だから彼女じゃねぇっつってんだろ。勘弁してくれよ。それよりここにずっといるつもりか?」
もういちいち面倒くさいなぁ・・・
「ぁ~うっさ!チョコバナナ買ってもう帰るよ。」
最後にチョコバナナ買おう♪
「お前昔からバナナ好きだったよなぁ~それとチョコもな。」
なんか流れで一緒に並んで話していた。
でも美穂に見つかった時の事を考えると憂鬱さが増している気がした。
「んじゃ、アタシかえるからバイバイ。」
大地はわざわざモノレールんところまで送ってくれた。
全く人が良すぎなんだよ。
「いや送ってく。後でなんかあった時歩の母ちゃんに申し訳ないから。」
はぁ?

