「ゴメン、祐樹。アタシもう門限の時間になるから帰るね。」
門限なんてうそ。
第一母さん祭にいるし!
大いに満喫してるし!
「ぁ、そぅなんだ。じゃ、送ってくよ。」
これ以上周りに好奇の目で見られるのはたまったもんじゃない!
それに祐樹を他人にとやかく言われるのが1番嫌だ。
きっとアタシの本音はそうゆう奴と付き合ってるというレッテルを貼られる事が怖かったんだ。
「大丈夫。母さんと一緒に帰るから。ありがとね。じゃ、お休み~」
「ぁ・・・お休み、歩。」
何か言いたい様子だったけど優しく笑ってその場を去っていった。
1人になっちゃったので仕方ないのでベンチに座った。
「ぁ~もう嫌だ!」

