ドロップ







  「歩~」






祐樹が手招きしてる。






「おぃ、お前俺の横じゃなくてアイツの隣歩いてやれよ。彼氏なんだろ?」






だって祐樹の隣に美穂いるし。







「だってアタシ行ったら邪魔じゃん。」





大地が呆れたような目で見た。







「邪魔してんのアイツじゃん。何遠慮してんの?」









わかんないよ。

付き合うってあんまよくわかんない。



1番近くにいれる特権?






そんなのだけ?






「別に遠慮してるじゃないし、不快な感じもしないもん・・・きっとさ・・」







アタシにとって祐樹は仲の良い男子の1人にしか見れてないんだなぁ・・・






そんな最悪な事を考えていた。







「ぁ!あ~チャンいた!」







げ!母さんとノン、その他ぞろぞろいた。