意地悪な君へ


「先輩!卒業おめでとうございます。」



後輩たちが花束を持って、卒業を祝ってくれる。
本当は卒業したくないのに、私はありがとうなんて言って、花束を受け取る。



後輩たちの中から、大好きな彼を探すけど、いない。


どうして?

最後くらい思い出をちょうだい。



「由希くん卒業式が終わってすぐ帰っちゃったんですよ。」



後輩が言った。
帰った?帰っちゃったの?


ううん、きっとあそこにいる。



そう思って、私は走り出した。あの公園に…。