異世界転生記




「俺から行くぜ!」

「鍋のふた作れ」

「は?何言ってんだよ!」

「面白いのを作ってってことだよ」

「魔武器で面白い物が作れるか分かりませんが、タインなら出来ると思いますよ」

「がんばる」

「おうっ!ありがとな」

《頭、残念過ぎるだろ》

《しょうがない、こういう立ち位置なんだ》





そして完成したのは……

「剣なんだ」

「在り来たりですね」

「つまらない」

「空気読め」

「お前ら一体俺に何を求めてるんだよーっ!?」


柄は深緑で刃は赤みがかっており、長さは1メートルくらい?


「笑いかな?」

「笑いですね」

「笑いに決まっているだろ」

「笑い」

「チクショォオッ」


特殊効果は伸縮(魔力を流すと30センチ〜2メートルまで伸縮自在)


「じゃあ僕行くねー」





「ナイフ?」

「ナイフですね」

「でも小さいな」


ルイの手のひらにあったのは、刃渡り10センチ程の小さなナイフ

特殊効果はコピー(最大100本までナイフをコピー出来る)


因み現在タインは競技場の角で椎茸栽培中