「凄いですね、私も人並みに知識は持っていると思ったのですが」

「いや、エリンは詳しい方だと思うよ。教科書にも魔導書にも載ってない内容だったし」


あ、本当だ

前時代の古文書に記されてるらしい

by:神様(笑)からの知識


「学者レベル。流石理事長のお気に入り」

「だよな、俺なんか半分も理解出来なかったぜ」


それは単なる馬鹿



「じゃあ魔武器精製しよう。タイン、魔石取って来てー」

「は?何で俺が?」


面倒だからに決まっているだろう

誰が好き好んで蝿のように群がっている中に行かなければならないのだ


「素晴らしい物を取って来ると期待してますね」

「頼りにしてる」

「いってらっしゃい」

「よし、任せとけ!!」


やっぱ単純、というか馬鹿



《陸ー、天界の宝物庫にある魔石あげるー》

《では俺は冥界の宝物庫にある魔石を。他の人にも渡すといい》


おぉっ、2人ともいたんだ

気配がないと言うか存在感がなかったぞ


「ありがと」

2人が“ケース”から出す