異世界転生記




「行ってくる」


魔方陣の上に立ち、血を落とす小夜

「『汝、魔界より現れし者よ 我に従えし者になりて異界の扉を開かん』」


ピカァァアアアア


中からはホワイトタイガーらしき動物が現れた



『おや、お前が我輩を呼んだのか?
音羽一族の次期当主じゃないか?
いやぁ、まさか未来の当主様に呼び出されるとは思わなんだ
そういえば若菜は元気かい?
我輩の前の主でなぁ、若菜が年でギルドを………』


「……………。」


凄い勢いで話して(語って?)いる


3分後

『あの時の若菜は本当に若かったなぁ。若いといえば………』



更に5分後

『ギルドといえば、最近創世者が………』



そんでもって更に5分後

『というわけでお主も精進するんだぞ』


「契約する」


ようやく小夜が口を挟んだ



『おぉ、そうだったなぁ。すまなんだ。つい楽しくて少し話してしもうた』


少し? 話して?


勝手に1人でべらべらと語ってしまったの間違いでは?


小夜は一言も話してないし、他の生徒達の殆どが契約を済ませていた