異世界転生記




「よっしゃー。みんな応援してくれたし頑張ってみるかっ!」



魔方陣の中央に立ち、ナイフで軽く指を切るタイン



「『汝、魔界より現れし者よ 我に従えし者になりて異界扉を開かん』」



陣が光り、現れたのは3メートル近い巨大なドラゴン



「さ、流石です。いきなり最上級に近い上級のグランドドラゴンを出してしまうなんて」


「土系の中では最強に近い」


「たしかレックリスドラゴンの次に硬いんだよねー」


3人は落ち着いてドラゴンについて分析しているが、当の本人は


「すっげーっ。ドラゴンだぜっ! ドラゴン!!」


5歳児?



『お前が我を呼んだのか?』



「あぁっ! 契約しろっ」



『我に向かってその口調とは、余程自らの力に自信があるのか、はたまた単なるうつけ者なのか』



確実に後者



『お前、名はなんと言う?』



「タイン・クゥ・ヨーリョだ!」


『ヨーリョ家の者か………。我と契約したくば、我の一撃に耐えてみよ』



ではいくぞとタインを見据える



「『偉大なる土の神のご加護よ 我を護る盾へとその御姿を変えよ“土護の盾”』」


土系上級魔法、タインの周りに土の壁が出来、攻撃に備える



ゴォォォォオオオオ



竜族だけの特殊魔法の一つ、ドラゴンブレス



「ちっ!いきなりかよ!?強すぎるだろ!」



土の壁とドラゴンブレスとぶつかり、姿が見えなくなった



ゴォォォォ………



ドラゴンブレスが消えても土埃の所為でタインの姿が見えない