異世界転生記




「取り敢えず、"罪火"、"音闇"、"虚風嵐刃"………ってやっぱ魔法はあんま効かないか」



小手調べに火系、闇系、風系の上級魔法をぶつけてみるが、3体しか倒れていない



「だったら“秋雨”かなぁ?」



陸の右手には、創世で作った一本の日本刀"秋雨"が握られていた



「篠月流 表 攻式一の型………」



スッと流れるように構え、辺りに緊張が走る


そして―――…‥



「………"敵は徹底的に潰しましょう"」



ネーミングセンスないですねー


陸が消え、風が吹いた


否、陸が風の如く走り抜けた


一瞬の沈黙の後、レックリスドラゴンが倒れ、赤い雨が降った


陸の右手にあった刀は刀身が折れてなくなっていた


ドラゴンの鱗の硬さに耐えられなかったのだ



「やっぱ強度が足りなかったか……。今度武器作ろ」



創世で作ったものよりも、人の手によって作られたものの方が何倍も丈夫で使い易いのだ



「逆鱗取ろー。今度は“小雨”ー」



陸の右手には小太刀が握られていた


その後20体全ての逆鱗を取り、ギルドへ戻った