異世界転生記




「なぁ、陸」


「何、おっさん」


「コート、怪しくないか?」


「……………。」



そう、とてつもなく怪しい


肌の殆んどを布で覆ってしまい、見えているのは足元と指先だけだ



「コレで行くのか?」


「あぁ」


「「・・・・・・。」」



微妙な沈黙が2人を襲う



「………行って来ます」


「………行ってらっしゃい」


「"くうり"」



陸が消えたその後、シオンは誰に言うでもなくそっと呟いた



「怪しすぎるだろ」