異世界転生記




「ヤダ」



「はぁ、じゃあコレ来てけ」



ロッカーをあさり、黒い布らしき物を出した



「何コレ?」



広げるとボロいマント?いや、コート?


本来の黒色は埃のせいで斑になっている



「それなら顔くらい隠せるだろ?」



少しボロいがなと苦笑する



「ボロすぎ、汚い、臭い」


「言い過ぎじゃないか?」



そんなことはない。虫食いまくってるし



「今日くらいそれで我慢しろ」


「えー。じゃあ改造するー。"The☆Remake"」



マント擬きは一瞬光に包まれ、そこには新品のように綺麗になった黒いコートがあった


陸はいそいそと羽織った


丈は長く、襟は顔の半分近く隠してしまい、フードを被れば全く見えない


それはさっきまでのボロい布切れのようなコートとは違い、とても格好良かった


良かったのだが・・・・