「今日は陸君の編入のことですよね」


「そうだったな」


「何すればいい?」



普通に考えれば筆記試験、魔術学園ということも考慮したら実技試験は外せない



「質問に答えて下さるだけで構いません」



まさかの面接だけ


「……試験とかは?」


「シオンよりも強いのであれば文句無しの合格です」



面接とも言えない編入前提の質問だけらしい



「学園で使う属性とギルドランクを教えて下さい。創世者とバレると大変でしょうし」



学生の殆んどはC、特待生でたまにA、数年に一度3年生でSになるらしい



「なら闇と+α、ランクはA」


「待て、お前の+αはスゴすぎんだよ」



+α、つまり時間、空間、重力、創世を使いたいと



「バレるぞ」


「Xランクをなめちゃいけないんでしょ?証拠隠滅よろしく」


「お前なぁ……」


「まぁ、本人がそれでいいと言っているのですから。ただし、あまり見つからないようにして下さいね」



その姿はまさしく学校の先生



「魔力はAの平均2000近くにしときますね」


「よろしく」