校門から理事長室まで歩いた時間、およそ20分
学校としてどうなのか
コンコン
「お届けものでーす」
「頭イカレタ?」
「どうぞ」
部屋の中の人が応えた
ガチャ
「篠月 陸を届けに来ましたー」
バタン
「何やってるの?」
「はい、合格です」
何の試験?
「はぁ、お前まだこんなのやってたんだ」
「暇ですから」
こちらに来て放置され続けている陸
「久しぶりだな、ライン」
「昨日も少しだけ話したではないですか、シオン」
この人が理事長らしい
肩までの茶髪に同じ色の瞳
シオンの同級生ということは32歳のはずだが、そうは見えない

